

昭和63年4月2日は僕にとって忘れられない一日となった。
4月3日には昨日までの自分は過去の自分になってしまった。
そう、バイク事故で全身大火傷を負い顔や手の形がまったく変わってしまったのだ。
全く悩みの無かった事故以前の自分が、一瞬のミスで事故に遭い、自殺を考えるほど悩み、泣いた・・・
誰か助けてほしい、僕の気持ちをわかってほしい・・・
そんな時同じ悩みをもった火傷患者と出会い、気持ちが変わっていった。
辛いのは自分だけじゃないんだ!それに気付いてからは少しずつ前向きになれた。
そして、多くの人に出逢い、仕事も出来るようになった。本気で笑えるようになっ た!
世の中には悩みから立ち直れない人がたくさんいることを知った今、
そんな人たちはどこの扉をノックすれば良いんだろうと思ったとき、
オープンハートの会があるよって言ってあげたい!
もし悩んで落ち込んだときに、こんな会があったらいいのにと思える会にしたい!
少しでも多くの人のQOL(生活の質)を高めてあげたい!笑わせてあげたい!
そんな思いからオープンハートの会を発足することにしました。
この会の良いところは、会員の対象者の制限を設けていないことです。
顔に傷がある人、体に障害がある人、心に傷がある人、みな同じ人間です。
楽しく生きる権利を持っているのです。
ぜひ皆さん、僕たちと一緒にQOLを高めていきましょう!
会長 古市 佳央
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